GitHub Projects の日付関連のフィールドのフィルター方法をまとめてみた
こんにちは、CX 事業本部製造ビジネステクノロジー部の若槻です。
GitHub Projects では、プロジェクト内のアイテムのフィールドを条件にしてフィルターをしたり、カスタマイズされたビューを作成することができます。
今回は、GitHub Projects の日付関連のフィールドのフィルター方法をまとめてみました。
まとめ
日付関連のフィールドには、既定の last-updated、日付、およびイテレーションの 3 つの種類があります。
last-updated
last-updated
は、プロジェクト内のアイテムに既定で備わっているフィールドで、アイテムが最後に更新された日付を示します。
last-updated
を使用したフィルターの構文には、以下のようなものがあります。
例 | 説明 |
---|---|
last-updated:7days |
7 日以上前に更新された |
-last-updated:1day |
1 日以内に更新された |
-last-updated:7days |
7 日以内に更新された |
注意点
使える構文は day
だけで、week
や month
は使えません。
日付フィールド
カスタムフィールドとして、フィールドタイプが Data
のフィールド(日付フィールド)をプロジェクトに追加することができます。
日付フィールドを使用したフィルターの構文には、以下のようなものがあります。
例 | 説明 |
---|---|
hoge-date:@today |
日付が今日 |
hoge-date:@today..@today+7 |
日付が今日から7日後まで |
hoge-date:>=@today |
日付が今日以降 |
hoge-date:<@today |
日付が昨日以前 |
no:"hoge date” |
日付が未設定 |
hoge-date:>=2024-02-01 |
日付が指定以降 |
hoge-date:2024-01-01..2024-12-31 |
日付が指定期間 |
イテレーションフィールド
カスタムフィールドとして、フィールドタイプが Iteration
のフィールド(イテレーションフィールド)をプロジェクトに追加することができます。イテレーションフィールドを使うことにより、アイテムをスクラムイベントなどのイテレーションに関連付けることができます。
例 | 説明 |
---|---|
hoge-iteration:@current |
現在のイテレーション |
hoge-iteration:@previous |
前のイテレーション |
hoge-iteration:@next |
次のイテレーション |
hoge-iteration:@current..@current+3 |
現在から次の3つのイテレーションまで |
hoge-iteration:"hogeIteration 1" |
「hogeIteration 1」のイテレーション |
no:"hoge iteration” |
イテレーションが未設定 |
注意点
ドキュメントには、hoge-iteration:>"hogeIteration 1"
のような不等号を使用した「指定のイテレーション以前」の項目を表示する例がありましたが、実際に試してみたところ、Invalid Value というエラーが発生しました。原因は分かりませんでしたが、現時点では不等号を使用したイテレーションのフィルターはできないようです。
おわりに
GitHub Projects の日付関連のフィールドのフィルター方法のまとめでした。
調べてみると結構柔軟なフィルターが可能であることが分かりました。そもそもイテレーションフィールドについては使用可能であること自体知りませんでした。
以上